ストレス
ストレスが起こるメカニズム
体のサインを我慢すると、ストレス状態が悪化する
ストレスとは、外部からさまざまな刺激を受けることによって、心や体に負担がかかり歪みが生じることをいいます。ストレスが低いレベルのうちに体は「痛み」や「不調」のサインをだします。それなのに、同時に脳から痛みを抑制するB-エンドルフィンなどさまざまなホルモンが分泌されて「痛み」を感じにくくしています。多少の痛みなら、痛みに耐えて頑張って、ストレス状態を悪化させてしまうのです。すると頭痛や肩こりなどの自律神経失調症のような身体症状、腰痛などの症状、うつや神経症のように精神に現れる症状、〇〇依存症などの行動が現れます。
摂りたいのはこの栄養素
神経をコントロールするビタミンB12
貧血予防に役立つビタミンですが、脳や脊髄あって全身をコントロールする中枢神経や、全身に張り巡らされた末梢神経が正しく働くようにコントロールして、神経症状を和らげます。
おすすめ食材牛レバー、鶏レバー、シジミ、アサリ、ハマグリ、タラコ、イカ、のり
自律神経を整えるマグネシウム
脳内で気持ちを左右する神経伝達物質「アドレナリン」は、タンパク質に含まれる必須アミノ酸からドーパミンを経由して作られます。その際に必要なのがマグネシウム。自律神経を整えます。おすすめ食材
豆類・大豆製品、わかめ、しらす干し、ナッツ類、アサリ、にら、長芋、昆布
ストレスを和らげるパントテン酸
ストレスを感じると副腎皮質ホルモン(抗ストレスホルモン)が分泌され、ストレスを和らげる働きをします。パントテン酸はこのホルモンの合成にかかわっている「抗ストレスビタミン」です。おすすめ食材
レバー、タラコ、納豆、鶏肉、カレイ、干ししいたけ、カリフラワー、アボカド
最後に、お茶に含まれるテアニンにもリラックス効果があるようです。テアニンは緑茶に含まれるうまみ成分で、アミノ酸の一種です。二番茶よりも一番茶、日光を遮って栽培する玉露やかぶせ茶に多く含まれています。リラックス効果、ストレス緩和の効果があると期待されています。お茶を飲む習慣でストレス解消しましょう。