姿勢について
悪い姿勢は、不健康に見えたり、頭痛、腰痛、生理痛などを引き起こしますが、いい姿勢というと、胸を張って背筋ピンといったイメージがあると思います。歩いても腕がよく振れて、直線的で、張りつめている感じがありますが、果たしてそれらは本当にいい姿勢なのでしょうか。姿勢とは次の動作のためにあるので、動きやすく、リラックスしている必要があります。ガチガチに固まっていたり、ピーンと張りつめていて余裕のない姿勢は体を上手に使えません。上手に動かせなければ、痛みになる可能性が高くなります。
当院は、姿勢を改善させながら、患部の痛みを取り除くことを得意としています。
いい姿勢の2つのポイント
力の抜けた自然体
重心をコントロールして、頭の位置を正せばきれいな姿勢でなおかつ楽に立つことができます。骨で立つイメージです。そうすることで余計な筋力を使う必要なくなり、疲労がたまりにくくなります。
ただ背筋を伸ばすことだけを考えたような姿勢は、背筋に無理な緊張が入り、肩こりの原因になりますし、常に膝をグッと伸ばして立っていると足がパンパンになって腰を痛めます。ジムに行ったり、とても健康的な姿勢の人が、慢性的な肩こりや腰痛を持っていることは意外と少なくありません。特に女性に多い傾向にあります。
大前提としての姿勢のラインというのはありますが、そればかりを意識してしまうと体は逆にガチガチになってしまいます。そのガチガチ状態で動くので、腰痛や体の不調を招いてしまうのです。
ストレスをためない
ストレスと姿勢は深いつながりがあります。慢性的なストレスは交感神経を刺激し、その状態が続くと背骨や背中の筋肉をこわばらせ、呼吸があさくなります。呼吸があさくなると、胸が開かなくなるので自然と猫背になってしまうのです。また、その猫背を正そうとする意識が筋肉の緊張を生んでしまいます。精神的な緊張が続くと疲れやすく、疲労も取れにくくなり、食事の吸収や睡眠の質も低下します。そうなると筋肉はさらに硬くなり、代謝が落ちて冷えたり脂肪がつきやすくなったりします。運動もしている、姿勢にも気を付けている、健康志向も高い。けど体が辛い方は、もしかしたら体と心の緊張が張りつめているかもしれません。
関節をリラックスさせて、十分に筋肉の伸び縮みができるようにしてあげると姿勢は改善されます。施術でも可能ですが、立ち方の考え方を変えるだけで姿勢が改善していくこともあります。自分に合った、正しい姿勢を見つけることが大切です。