呼吸の大切さ
呼吸を変えるとすべてが変わる
私たちは一日に2万~3万回呼吸をしています。人間はなにも食べなくても数週間、生きていけますし水を飲まなくても数日は生きていられますが、呼吸を止めると数分で死んでしまいます。現代は、正しい呼吸の妨げになることが多く、それが睡眠障害や倦怠感などの不定愁訴、肥満、呼吸器疾患、心臓病などの原因になっています。食べ物や飲み物に気を付けている人でも、呼吸について取り組んでいる人はどれくらいいるでしょうか。口呼吸になっていませんか??
整体で体を整えても、症状の治りが良くない方がいます。そんな方々の特徴の一つに口呼吸があげられます。口呼吸は交感神経優位(緊張気味)になりやすく、呼吸自体が筋肉の緊張をともなって行われるので、基本的に疲れやすくなります。さらに、呼吸に関連する筋肉が緊張することにより、肩こり、頭痛などの体の症状を訴えることが多いです。整体中に呼吸をしてもらうことがありますが、それだけで筋肉が緩むことも多いです。口呼吸は鼻呼吸と違い、鼻毛などのフィルターがないので、のどに直接ウイルスなどが付きやすくなってしまい、風邪をひきやすくなるだけでなく、咽頭扁桃の炎症の原因になります。
口呼吸のデメリットはまだあり、口臭の原因になると同時に口内が乾燥することにより虫歯の原因にもなります。ひどい場合は歯並びも悪くなると言われています。いびきの原因にもなり、睡眠の質が下がることも口呼吸が原因です。
意外と口呼吸の人は多いです。下記のチェック表でセルフチェックしてみてください。一つでも当てはまる人は口呼吸の可能性が高いです。
- 無意識のうちに口が半開きになる
- 鼻の穴を意識して動かすことができない
- 朝起きた時にのどがひりひり痛む
- くちゃくちゃと音を立てて食べる
- いびきをかく