花粉症は治るのか①
増え続ける花粉症
花粉症の人口は毎年増え続け、現代では5人に1人は花粉症といわれています。数カ月前の院長日記、食べて治すコーナーにも少し書きましたが、ここでは根本的に花粉症を治していく方法を書いていきます。注射や薬ではなく、何歳の人でも今からでも花粉症を改善できると思います。よく言われている、体の中のコップに花粉が溜まってそれがいっぱいになってあふれた時に花粉症が発症するという話を、聞いたことがあると思います。しかし、この考え方は間違っています。院長日記にも書きましたが、花粉は昔からあったはずなのに、昔よりも現代人のほうが明らかに花粉症の人が多くいます。コップ理論が正しければ、昔から花粉症の人は多くいたはずです。
なぜ花粉症になるのか?
私たちの体の機能の一つに、代謝や排せつ(排毒)という重要な働きがあります。現代人が花粉症になる原因の一つに、この排せつ機能が十分に働いていないことが考えられます。ではなぜそうなってしまうのでしょうか。答えはシンプルですが、実は食べ物に原因があります。体に悪い食べ物をとると、体は排せつしようとします。体は悪いものを出そうと頑張るのですが、それが原因で花粉に対して対処できなくなるということが起こります。昔は、花粉が体に入ってこればそのまま花粉をおしっこや便、汗などで排せつしてくれましたが、今は昔よりも体に毒な食べ物を多く摂っていることによって、その排せつに精いっぱいになり、花粉の代謝が間に合わず結果花粉症の症状が現れます。
花粉症の薬ってどうなの?
悪い食べ物を排出するために精いっぱいで、体に入った花粉が代謝されなくなった結果、体は花粉症を発症します。花粉症の症状であるくしゃみや鼻水は、花粉を排せつしようとしている反応です。ここで花粉症の薬を飲むということは、薬を飲むことで体の排毒を止めてしまっていることになります。つまり体の中では、体に悪いもの(食べ物)を入れ続け、排出しようとしている(花粉)反応を薬で抑えているのです。これではいつまでたっても花粉症やアレルギーは治らず、患者数は増える一方でしょう。大事なことは、何が悪いのかを知って体に入れないこと、そして体から出すことです。薬で止めてしまっては治りません。この2つをしっかりコントロールできれば花粉症は治ります。