体の硬さとは
年を重ねると体が硬くなる??
体の硬さは、怪我のリスクが増えたり姿勢が悪くなり見た目の印象を悪くさせます。当院の患者さんも体の硬い人がたくさんいますが、そもそも体が硬いってどういうことなのでしょうか。体が硬いから、整体で柔らかくしてといわれることもありますが、整体で良くなるのでしょうか。
誰でも感じる「年齢による体の衰え」の一つに柔軟性の低下があります。これは本当に年を取ったからなのか、人によっては生まれつき体が硬かったということもあると思います。
そもそも柔軟性とは「関節の柔らかさ」と「筋肉の柔らかさ」で構成されています。生まれつきという要素はあると思いますが、筋肉や関節の結合組織であるコラーゲンは、「伸ばされる方向に刺激を受けなければ縮んで固定する」という特性を持っています。ココすごく大事なところですね。つまり正しく関節と筋肉が使えなければ硬くなっていくということです。
体が硬くなると、十分に筋肉を動かすことができなくなってきます。筋肉が伸び縮みしなければ、マックスまで関節が動かせなくなりますよね。そうなると、今度は筋力の低下、筋力不足を招いてしまいます。運動不足で、あなたの筋肉が「体を支える」にのみ使われてしまっていることで、さらに筋肉の柔軟性が失われ、十分に体を動かすことができなくなっていきます。
こう考えると、年を取って体が硬くなるというのは必ずそうなるわけではなく、運動不足、筋力不足による動きのパフォーマンス低下が動きの硬さとして表れていると言えそうです。
運動しているけど体が硬いという人は、使いすぎで硬くなっている可能性があります。使っている部分の筋肉の緊張が高まっているときに見られる状態です。言い方を変えれば、フォームが悪い、体の動かし方が下手とも言えます。このような場合は、体の緊張を整体などでゆるめてあげるとすぐに柔軟性を取り戻すことができます。
つまり体の硬さとは・・・
年を重ねて起こる体の硬さは、使わないことからくるコラーゲンの硬化と筋力不足が原因!!改善するためには、ストレッチでも筋トレでもいいので刺激を加えて柔らかくしましょう。実年齢は関係ないので、若くても硬ければ実行あるのみです。整体を受ける場合は、マッサージ系より、体のそれぞれの関節可動域を広げるような整体が良いと思います。ぜひ参考にしてください。