慢性的な肩痛の施術
慢性的な肩の痛みとは
肩の症状に限らず、腰痛やひざ痛でどこに行っても治らない場合は、原因が一つではないことが考えられます。日々の施術で感じることは、結果と原因は違うということ。西洋医学の場合は、結果と原因をイコールに考えていて膝が痛いときは膝の部分に原因がある、肩が痛い場合は肩の筋肉や関節に炎症があるといったように、そこに原因があると考えられています。
多くの病院では、肩の炎症ですといったところで止まってしまいます。そこでなぜ肩に炎症があるのかという話にはならないことがほとんどでしょう。例えば足に問題があってそれを補正するために肩に負担がかかってくる場合がありますし、腰の影響が足にくることもあります。複数の原因が解決されないまま肩の施術を繰り返しても良くなりません。痛みを繰り返してしまいます。
肩の痛みを改善する
結果、肩に負担がかかっていても、最終的な原因はどこなのかを見つけなければなりません。これは人それぞれなのでみなければわからないですし、見つける努力をしないと難しいと思います。もちろん肩が壊れていて直接施術をしなければならないケースはありますがほとんどが肩ではない場所から施術を開始します。ポイントは痛みでチェックするのではなく、動きの制限をみていくと状態をより変えていくことができるでしょう。「痛いけど動く」より、「痛くないけど動かない」場所を施術してあげたほうが良くなるケースが多いと思います。体はつながっているので、動きに制限があると遠い場所に痛みを発生させることがあります。