まちがった腰痛ケア
健康志向の人が増えている今、SNSや書籍、テレビで様々な情報や新しい健康法がどんどん紹介されています。カラリノ整体院でも、「テレビで見たのでコレやっています」「人にいいと聞いたのでやっています」といったお話をよく耳にします。正しい情報もありますが、中にはとんでもない間違った情報や、間違いではないがあなたには合わないからやめたほうがいいということが多く見受けられます。一つの習慣やセルフケアがすべての人に当てはまるわけありません。病院の薬も、自分に処方された薬は、症状が似ていても自分以外は飲んではいけませんよね。毎日の習慣も、良かれと思って行っていることが意外と体に負担をかけている場合があります。
まちがった腰痛ケアとは?
いくつかありますが、今日お伝えするのは「ゴルフボール、テニスボールでの腰痛マッサージ」です。腰が気持ちが良いから、すっきりするからという理由でやっている人も多いのではと思います。結果からいうと、腰痛が悪化したり、より慢性化してしまう恐れがあるので腰痛ケアとしては間違っています。ではなぜ悪化したり慢性化したりしてしまうのか、どこのマッサージなら効果的なのかをお伝えします。やってはいけない理由
腰痛の人は腰の筋肉が硬くなっていますが、これは引っ張られて硬くなっています。筋肉は慢性的に引っ張られると負けないように縮もうとするので、結果的に血流が悪くなってコリになります。コリをほぐすと気持ちよく血流が改善して楽になりますが、引っ張られている原因はそのままなのでまたすぐ硬くなります。あとは、引っ張られてる筋肉を直接マッサージすると、筋肉が傷ついてしまう場合もあります。その後回復しますが、さらに硬くなって元に戻るので、前より強くマッサージするようになり、どんどん慢性腰痛が悪化していきます。なので、この記事の一番上の写真のようなマッサージは腰痛の人には必要ありません。引っ張っている原因は??
一番はおしりの筋肉です。おしりの筋肉が緊張すると、反り腰や姿勢が悪くなり腰が引っ張られて腰痛になります。つまりおしりの筋肉を緩めれば腰痛が改善してくる可能性があります。ゴルフボールやテニスボールでマッサージする場合は、腰ではなくおしり対しておこないましょう。マッサージする場所は、右上の図(特に一番右の写真)になります。おしりに力を入れるとくぼみができるすぐ上あたりの硬くなっている場所がそこのなります。ここの硬さが腰の張りと作るのでそこにボールをあててマッサージします。
当て方はやりやすい体勢でOKです。身体の力が抜けるようにリラックスしておこなってください。力を抜くことでボールが奥に入っていくようなイメージでおこないましょう。一度当てたら、ぐりぐりやらずそのまま動かないようにしましょう。
筋肉を傷つけないようにするためです。30秒くらいできるとベストです。少しポイントを変えて30秒を繰り返してもいいともいます。ぜひ日常の習慣にして腰痛改善してください。