摂ってはいけない油
油は体にとって必要な栄養素で、タンパク質、炭水化物と合わせて3大栄養素といわれる体のエネルギー源です。脂質は体にある60兆個の細胞の膜を作っているので、いい油を摂れば細胞は元気に活動してくれますが、悪い油を摂り続けていると細胞の膜の機能が落ちていきます。細胞の機能が下がることで、癌をはじめとした様々な病気を引き起こします。脂質は本当に大切な栄養素です。最悪な油とは??
それはトランス脂肪酸です。トランス脂肪酸とは、簡単にいうと植物性の油(菜種油、コーン油、大豆油)に水素をを添加したものになります。水素を添加した油は酸化しにくくなり、酸化しないということは長期の保存がきくようになり、特に加工食品に使われていて、現代の食生活や食産業にとってはとても都合のいい油です。コンビニパン、揚げ物のお惣菜なども腐りにくくカビが生えにくくなって長期間の作り置き、大量生産を可能にしているのでビジネスにとってはとても大きな発見となっています。しかし、トランス脂肪酸は水素添加しているので、人間の体には存在しない有毒なものとなっています。そんな食品を体に取り入れてしまうと、体で消化や吸収できず、大量の消化酵素が使われてしまい、体の機能を保つための働きが弱くなってしまいます。本当に排出しなければならないものが分解できず溜まり、病気やアレルギーを発症してしまいます。蓄積すると肥満や心臓病のリスクを引き上げ、さらに脳の60%は油ですので、脳の油として蓄積されると、認知症やアルツハイマー病になりやすくなるというデータもあります。
栄養学のように、健康のためになにかを摂る足し算の考え方より、本当に毒な食品を摂らないという引き算の考え方が体質を変えて、健康に導いてくれます。ファスティングは、こういった悪い油の蓄積を解消してくれる効果があります。アレルギーや花粉症などの炎症症状でお悩みの方は、3日間のファスティングサポートを試してみてください。